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繊細な花柄の図案がかわいい♪お土産にも喜ばれるハンガリー刺繍の世界!

ヨーロッパの中心にあり、ブタペストを首都にもつハンガリー。目もくらむほどの明るく派手な花柄のハンガリー刺繍は、お土産としても大人気で、世界的にも有名な文化刺繍。特にカロチャ地方で生まれた刺繍は「カロチャ刺繍」と呼ばれ、世界中のひとから愛されています。 種類豊富な図案を、カラフルな糸のステッチで色付けしていく。繊細なのに、どこか素朴でカワイイ。ハンガリー刺繍の織りなす世界をたっぷりとご紹介します♪

世界的に有名な、ハンガリーのカロチャ刺繍

ハンガリーの南部にあるドナウ川沿いの小さな街、カロチャ。
この街には昔から、母から娘へ、生活の中で伝えられる女性たちの伝統文化があり、今は民芸品となっているカロチャ刺繍があります。
いくつか存在するハンガリー刺繍の中でも、カロチャ刺繍はカラフルでデコラティヴ!

女性たちの伝統文化

一般家庭の女性にとって持ち物に花柄の刺繍を施すことは、日々の生活のささやかな楽しみであり、物を大切にすることにも繋がっていました。
刺繍の図案を考える「モチーフ作家」もいて、新しい図案が女の子たちの間で流行するなど、当時のファッション文化も担っていました。

美しい図案

植物が咲き乱れる図案を、刺繍で丁寧に盛って色付けされています。
花のまわりのレースの部分も繊細で美しい!

カロチャ刺繍の歴史

実はもともと、カロチャ刺繍は白一色。
昔は糸を染める技術がなかったのでカラフルな糸は手に入らず、シーツや枕カバー、テーブルクロスに、白のシンプルな刺繍を施していたのです。
19世紀中ごろに、仕事として刺繍を請け負うようになります。
20世紀には染めの技術が向上し、色落ちしない刺繍糸が普及し始めます。
そして第一次大戦後の辺りから、カロチャ刺繍はカラフルなものに変わって行きました。
今のカロチャ刺繍になったのは意外と最近のことなんです!

日本の着物文化にも似た、カロチャ服の文化

今は厳密には守られていませんが、刺繍の色や柄は日本の着物と同じように、年齢や階級によって使い分ける文化がありました。
カロチャ刺繍の中でも有名な、赤や黄色の明るく派手なデザインは、日本でいう振袖のような位置づけで、若い女性が着るもの。
その中でも特に明るく派手で、大きな花がたくさん描かれたものは、花嫁や新婚の女性のもの。
年齢を重ねていくと、だんだん派手な柄から地味なもの、明るい色から落ち着いた色の服を着るようになります。
また、紫のカロチャ刺繍は「悲しい柄」と呼ばれ、略式の喪服として身につけられていました。

カロチャ刺繍の作り方

1、白い綿の布に下絵をつける 2、手で刺繍する 3、ミシンで細かい穴やレースの部分を縫う 小さなコースターなら1時間もかかりませんが、サイズが1メートルを超すような大作は、刺繍作業だけで一か月以上かかることもあります。
日々の生活の合間に手を動かして刺繍していきます。
ハンガリー刺繍は生活に密着した文化!
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CRASIA編集部